伊藤玲阿奈
いとうれおな
指揮者・文筆家
経歴
福岡県出身。ジョージ・ワシントン大学国際関係学部を卒業後、音楽家になることを決意しニューヨークへ。ジュリアード音楽院とマネス音楽院の夜間課程で指揮を学び、アロン・コープランド音楽院にて修士号を取得。ヨーロッパでは、ウィーン音楽大学指揮科正教授(当時)ウロシュ・ライオヴィッツによる指揮マスターコースを修了。
2008年3月、ニューヨークでモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」を指揮してプロデビュー。同年6月にはカーネギーホールで単独公演デビュー。これまで同ホールにて4回の公演を行なっている。
2013年、日本クロアチア国交樹立20周年コンサートを外務省や大統領府の後援のもとでプロデュースし、大統領(当時)との公式会見に招かれる。2014年から2015年にかけては、国連協会が後援する国際平和コンサートの音楽総監督を務め、紛争地域の音楽家や子供達などを指揮。
2014年、全米の音楽家を対象にした「アメリカ賞The American Prize」(プロオーケストラ指揮部門)を受賞。同年、貢献活動が評価され、米国公益財団法人ハーモニーフォーピースより「ピースメッセンジャー」称号を授与される。
現在もニューヨークに在住。日本では主に講演や教育活動を行う。武蔵野学院大学SAF(客員研究員)。青山学院大学経済学部での特別講師も務めた。
Facebookのフォロワー数は約213,800人。
掲載記事
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第9回 「自己啓発書の原点」が読み継がれる理由(翻訳書ときどき洋書 2021年1月12日)
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第8回 ベートーヴェン──史実から浮かぶ悲嘆と静寂の世界(翻訳書ときどき洋書 2020年10月13日)
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第7回 「差別化」だらけの現代社会に「タオイズム」が求められる理由(翻訳書ときどき洋書 2020年7月14日)
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第6回 93歳のピアニストが教えてくれる、人生をより美しくする方法(翻訳書ときどき洋書 2020年4月14日)
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第5回 物質と観念の境界を越える『教養』の愉しみ(翻訳書ときどき洋書 2020年1月28日)
- 「ニューヨークから見える長崎の文化的可能性」連載 第1回 長崎は素晴らしい!だからこそ自信を(長崎県音楽連盟 季刊誌 ろんど vol.84 2020年1月22日)
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第4回 人生で大切なのは「たったひとつのこと」なんかじゃない(翻訳書ときどき洋書 2019年11月5日)
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第3回「我思う、ゆえに我あり」はいかにして綴られたか(翻訳書ときどき洋書 2019年7月12日)
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第2回 アルジャーノンに見る「知性とは何か」(翻訳書ときどき洋書 2019年4月12日)
- 指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」連載 第1回 評論とはかくも創造的な行為なのか(翻訳書ときどき洋書 2019年2月19日)
- “「西海讃歌」を世界へ 米カーネギーホール演奏構想 指揮者・伊藤玲阿奈さん” (長崎新聞取材 2019年1月14日)
- 人は誰でもアーティスト——NYで活動する異端の指揮者・伊藤玲阿奈が日本人に伝えたいこと (Business Network Lab 2018年8月28日)
- 科学絶対主義に警鐘。ビジネスパーソンは「古代人の音楽観」に学べ——指揮者・伊藤玲阿奈が説(Business Network Lab 2018年8月31日 )
- “良質な音楽を手頃に 指揮者・伊藤玲阿奈さん”(西日本新聞(共同通信配信)2016年7月20日 )
- “平和への祈り込めた千羽鶴 感謝の色紙届く”(毎日新聞(朝刊・東京)2015年10月18日) ※平和貢献活動の一端が紹介された
- “指揮者・伊藤玲阿奈さんに「アメリカ賞」”(共同通信による全国配信 2014年10月31日)※全国の地方大手新聞やスポーツ新聞等でも報道
メディア出演
- “世界的指揮者が高校生を指導”2018年11月28日 NBC長崎放送「Nスタ」
- 2016年5月28日 NHK全国総合ニュース
- “異色の日本人指揮者 NYでオーケストラ結成” (2016年5月27日 NHK BS1 国際報道2016)
- “指揮者・伊藤玲阿奈さん”ショートドキュメンタリー(2014年9月22日 FBS福岡放送「NEWS5ちゃん」)
- “筑豊青少年交響楽団 NYで演奏 夢を実現” (2009年3月25日 NHK総合ニュース(九州山口))
公演、イベントへの登壇
- 2018年12月21日 長崎県音楽連盟・長崎大学教育学部“幕末維新と洋楽の誕生〜明治が生んだ天才作曲家・滝廉太郎の登場まで”
- 2018年12月11日 アカデミーヒルズ 山口周氏との対談“AI時代に求められるクリエイティビティとセンス〜生き残るグローバルレベルのリーダーシップとは?”
- 2018年11月27〜28日 アメリカ国務省 米国留学・文化PRプログラム長崎・活水中学高等学校を訪問。吹奏楽部・合唱部の指導のほか、全校講演を二日間にわたり実施。
- 2018年11月23日 ArTRANDOM(於:大阪工業大学)“藝術的インスピレーションとは?藝術からビジネス感覚を学ぶ”
- 2018年7月5日 アメリカ国務省 米国留学・文化PRプログラム熊本県玉名市の専修玉名高等学校を訪問。吹奏楽部への講話と指導を実施。
- 2018年7月2日 俳句訪問団 (於:京都造形藝術大学)元京都大学総長・尾池和夫さん、俳人・大高翔さんとの鼎談“指揮者の世界×俳人の世界”
- 2018年6月26日 青山学院大学 一般教養課程クラス特別講師講義 “私の人生を変えたアメリカ”
- 2017年4月~現在ニューヨーク日本クラブ・カルチャー講座(朝日新聞社・朝日カルチャーセンター企画協力)「楽しく学ぶクラシック教養講座」(年10回程度開催)。
主な講座タイトル: “クラシック音楽祭への招待”, “はじめてのオペラ”, “バレエと音楽で「ロミオとジュリエット」を学ぶ” など多数 - 2015年4月10日 米国公益財団法人ハーモニー・フォー・ピース「第二回国際平和コンサート」音楽総監督(後援・協力:国際連合協会・国連軍縮部上級代表など)
- 2014年9月20日 米国公益財団法人ハーモニー・フォー・ピース「国際平和記念日コンサート」ゲスト指揮者(後援・協力:国際連合協会・フィラデルフィア市など)
- 2013年3月5日 RICCS New York「日本・クロアチア国交樹立20周年記念コンサート」プロデューサー兼音楽総監督(後援:クロアチア大統領府・在クロアチア日本国大使館など)
主な著作
- “偽ベートーベン” 佐村河内守氏の事件より敷衍される諸相(1)
~ 西洋音楽史に於ける “本物の” ベートーベンと一般的権利意識 ~
On the Case of “Japan’s Beethoven” Mamoru Samuragochi (1):
“Real” Beethoven and General Awareness on Rights & Duties in Western Music History
武蔵野学院大学日本総合研究所研究紀要(2016) - “偽ベートーベン” 佐村河内守氏の事件より敷衍される諸相(2)
~ 交響曲の定義付けについて、その歴史と理念から見た概論 ~
On the Case of “Japan’s Beethoven” Mamoru Samuragochi (2):
Definition of Symphony from the Viewpoint of Its History & Idea
武蔵野学院大学日本総合研究所研究紀要(2017) - 音楽批評の限界と欺瞞について
~ “偽ベートーベン” 佐村河内守氏の事件より敷衍される諸相(3)~
Limitations and the Deception of Music Criticism:
On the Case of “Japan’s Beethoven” Mamoru Samuragochi (3)
武蔵野学院大学日本総合研究所研究紀要(2018) - 『荘子』斉物論篇における天籟問答の総合的読解
~「天」の思想、老荘の「道」、そして荘子の認識論的形而上学~
A Comprehensive Study on “the-Piping-of-Heaven Dialogue” in Zhuangzi: The Concepts of Tian, Tao, and Zhuang Zhou’s Epistemological Metaphysics
武蔵野学院大学日本総合研究所研究紀要(2019)
Youtubeチャンネル:reonaitoorchestra
Prelude to Charpentier’s Te Deum (The Reona Ito Chamber Orchestra) (2013/06/24)
2017 New Year Greeting from Reona Ito (2017/01/01)
Reona Ito & New York Harmonic Band New Singles July 2016 (2016/08/05)
Mozart Requiem in D minor (Croatia-Japan Memorial Concert, Zagreb Live) (2013/09/05)
- 音楽(特にクラシック音楽・指揮)
- 芸術・感性・リベラルアーツ(教養)
- リーダーシップ論・人間論
- 哲学思想・歴史